心理療法家カール・ロジャーズは、「真にあるがままの自己」であろうとする人たちに共通して見られる傾向についてどう言っているのかみていきたいと思います。
囲いの中は抜書きです。あとは私の勝手な説明です。
見せかけのものから離れる
例えば、バカっぽく見せかけるとか、はしゃいでいるように見せかけるとか、頼りない人のように見せかけるとか、タフなように見せかけるとか、そんなようなことがありますね。
見せかけなきゃいけないのは、その背後に隠している自分自身があるからです。
本当は反骨精神でいっぱいだったり、本当は冷め切っていたり、本当はしっかりしていたり、本当は弱音がはきたかったり。
それは人に知られたくない自分であり、自分でも自覚できていない自分自身かもしれません。
それに気付いていく過程が、あるがままの自分へ向かっていくということの一つだと思います。
「べき」から離れる
控えめであるべき、恥をもって生きるべき、従順であるべき、など「自分はこうであるべき」と感じている生き方。
ロジャーズは『興味深いことに多くの人々が、かつては自分を悪いものと見なさざるを得ないように感じていた』と書いています。
今のままの自分じゃ、ありのままの自分じゃ認めてもらえない。だから「もっと自分はよくならなければいけない」と感じて「べき」に縛られていくということだと思います。
「べき」から離れることは、自分の価値を自分で見出すことにつながっているんじゃないでしょうか。
次回へつづく。


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